タイBLドラマの魅力は、俳優の演技だけでなく、心を揺さぶる主題歌=OST(Original Sound Track)にもあります。本記事では、「2gether」など人気作から、Bright(ブライト)やFluke(フルーク)など“美声俳優”が歌うおすすめ曲を厳選して紹介。
感動のシーンを彩る音楽と共に、タイBLの世界を味わいましょう!!
Bright (ブライト) ー Kan Goo
タイBLを世界に広めた代表作「2gether The Series」(2020)。ブライト本人が歌うこの曲は「2gether」のエンディングテーマ。この曲が流れてくると、タイン(Win)とサラワット(Bright)の恋の行方を案じながら「2gether」を1話、1話視聴し続けた日々を思い出す…といういう人も多いですよね!ブライトの優しい歌声がさわやかな曲調にマッチし、「2gether」の世界観にぴったりハマっています。個人的にも、定期的にYouTubeで再生してしまうのがこの曲です。
タイトルの「คั่นกู(Kan Goo)」 はタイ語のスラング的な言葉。
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「คั่น(Kan)」=「間に入る」や「邪魔する」という意味
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「กู(Goo)」=親しい間柄で使う「俺」や「自分」
つまり、自然に訳すと
👉 「俺(たち)の間に割り込むな」
👉 「俺(たち)の邪魔をするな」
というニュアンスになります。
サラワットが、タインに対する独占欲や嫉妬心を少し茶目っ気たっぷりに表現した曲なんですね!歌詞とドラマの世界観がぴったりです。
ドラマ人気を受けて、日本でも「Kan Goo」が収録されたアルバム「2gether Special Album」が発売されています。▶ MVを見る
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NuNew (ヌニュー) ー My Cutie Pie
「Cutie Pie Series」(2022)主演のNuNew(ヌニュー)自らが歌うOST「My Cutie Pie」。恋に落ちて相手にぞっこんな様子を「My Cutie Pie(ぼくのかわい子ちゃん!)」と語りかけるように歌います。MVでときどき出てくるゆるいダンスも癖になりますね!
ヌニューは俳優としてだけでなく、タイでは歌手としても評価が高く、国内の音楽賞を多数受賞しています。2024年11月には、「渋谷のBARで初めてのデイト」(ソニーミュージック)で日本デビュー。22年から通算10回以上日本でファンミを行っており、24年12月には東京・歌舞伎町のホールでデビュー記念のソロコンサートも開催しています。
直近の25年9月末には韓国でもデビューを果たしたばかり!活躍の舞台が世界に人がっていますね!ご本人のIGも要チェックです!
歌手としてもノリに乗っているヌニューの原点となる1曲です。▶ MVを見る
Fluke (フルーク) ー 「Make a wish」
「Make a Wish」(2023)で天使役を演じたフルーク(Fluke)が歌うドラマと同じ曲名のOST「Make a Wish」。天使役のフルークが医師役のユド(Judo)と現実世界で出会って、一緒にミッションをこなしていく中で恋心が芽生えていくけれども、このミッションが達成できたとき、天使演じるフルークは天使界に戻らなければならない…という内容でした。
歌詞も「どうか私たちの運命を変えて」「どこにも行かないで」など、ドラマの内容が強く反映されています。フルークの甘くもありながら力強く安定した歌声が、アップテンポなこのOSTを魅力的にしています。フルークの歌声は「癒やし系」と評するファンも多く、ドラマの優しい雰囲気をそのまま音で表現してくれています!
イントロがとても印象的で、流れてくると天使姿のフルークの姿が思い浮かびますw
フルークはドラマのOSTを歌うことが多いですが、どの曲もフルークらしさがミックスされていてMVまで楽しめるのが魅力ですね!▶ MVを見る
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Earth (アース) × Mix (ミックス) ー「You Are My Best」
日本の人気ドラマ「おっさんずラブ」をタイでリメイクして話題となった「Ossan’s Love」(2024)。Earth(アース)とMix(ミックス)がCPを務め、日本で田中圭が演じた「春田」にあたるHeng(ヘン)役を、そして林遣都が演じた「牧」にあたるMo(モー)役をそれぞれ演じています。
二人で歌うデュエット曲「You Are My Best」は、出会えたことに感謝を伝える甘いラブソング。アース&ミックスが会話しているように自然に歌い上げています。
CP二人で歌うOSTが多いのもタイBLの特徴ですね。MVの途中(3:00くらい)で出てくる、二人のちょっとぎこちないダンスがかわいくて病みつきになりますw
「おっさんずラブ」は日本でも親しまれた作品なので、タイBL初心者の方にもおすすめです。OSTの世界と一緒に楽しんでみてください!▶ MVを見る
Chimon (チモン)ー 「Wind」
学園モノのBLドラマ「Dangerous Romance」(2023)では、Chimon(チモン)が成績優秀ながら兄と二人暮らしで貧しい生活を送る学生を演じ、Perth(パース)が裕福な家庭に生まれたイジメっ子の少年を演じています。最初はイジメっ子とイジメられっ子の関係にあった2人ですが、ふとした出来事から、打ち解けていくようになります。険悪な関係→恋愛関係はタイBLでも定番と言えるあるあるシチュエーションですね。
最初はイジメのシーンもあり心拍数増でしたが、シモン演じるサイモンの機転の効くクレバーさが展開を重くしすぎないのが◎でした!
チモンが歌うOST「Wind」は静かで芯のある歌声が印象的な一曲。揺れる恋心を描いた歌詞が、ドラマの緊張感とマッチしています。静かな情感を運ぶエンディング曲になっています。映像とともに聴くことで、ドラマの余韻が長く残りますね!▶ MVを見る
まとめ 〜 OSTで広がるタイドラマの魅力
OSTはドラマを彩るだけでなく、俳優やアーティストの魅力を再発見できる大切な要素。
今回紹介した5曲を聴きながら、ぜひお気に入りのドラマの世界にもう一度浸ってみてください。
今後は「歌手が彩るOST特集」や「OSTで覚えるタイ語歌詞」などもご紹介予定です♪
