【タイBLドラマ】「Make A Wish」とは?日本で注目された理由と見どころを徹底解説

タイBLドラマ『Make A Wish』は、天国と現世をつなぐ不思議な設定と、切なくも温かいラブストーリーでファンを魅了した人気作です。主演を務めるのは、繊細な演技で知られる Fluke(フルーク・Phiriyakorn Sakolkham) と、爽やかな存在感が光る Judo(ユド・Taechanon Jadesadalug)。二人が織りなすカップル(CP)は「#JudoFluke」と呼ばれ、タイ国内だけでなく日本でも高い人気を誇ります。

本記事では、『Make A Wish』のあらすじや見どころ、主演二人のプロフィール、そしてその後のCP活動や最新の共演作『Dating Game』まで詳しくご紹介します。これから視聴する人も、すでにファンの人も楽しめる内容になっています!

  • タイトル:Make A Wish
  • 原題(タイ語):ภารกิจนายเทวดา
  • ジャンル:BL、ファンタジー/コメディ、ヒューマンドラマ
  • 放送年:2023年(Viuで配信開始)
  • 話数:6話
  • YouTube公開(英語字幕)コチラ

主人公は、幽霊が見えてしまう特異体質を持つ医師・パクプーム(Judo)。その能力のせいで日常や仕事にも支障をきたし、心身ともに追い詰められていた彼は、「どうかこの能力を消してほしい」と強く願います。すると目の前に現れたのは、天使界から派遣された天使グリット(Fluke) でした。

グリットには天使界の厳しい掟があり、本来「人間に愛情を持つこと」や「人間界に長く留まること」は許されません。ですが、パークプームの願いを叶える条件として、彼にはあるミッションが課されます。それは、「亡くなった人々の叶えられなかった願いを、残された人間に代わって実現すること(=Make A Wish)」

しかもグリットは、昏睡状態にあるパークプームの後輩医師メートの体を借りて人間界に降り立つことになり、その同僚がなぜ死に瀕してしまったのかを解き明かす任務も背負います。さらに、この任務には 「5日間」という期限 が設けられていました。限られた時間の中で、二人は奇妙で心温まる事件に巻き込まれ、残された人々の思いに触れていきます。

次第に、医師と天使の間には「仲間以上」の特別な感情が芽生えます。しかし、天使にとって愛情を抱くことは重大な禁忌。与えられた5日間が終われば、二人は別れを余儀なくされます。限られた時間の中で生まれる絆と愛情の行方に、観るものを引きつけます!


Fluke:フルーク
(タイ語名 Natouch Siripongthon:ナタット・シリポントーン)
1996年6月1日生まれ。
柔らかくキュートな容姿で日本にもファンが多いタイ俳優の一人。ファンの間では「フルたん」などの愛称で親しまれています。若い頃から作品に出演しており「Until We Meet Again〜運命の赤い糸〜」などでも知られる実力派。
Judo:ユド
(タイ語名 Tantachj Tharinpirom:ユド=タンタット・ターリンピロム)
1991年4月29日生まれ。バンコク出身。
高身長と柔らかな雰囲気を持ち味とし、役柄によってコミカルにもシリアスにも演じ分けられる演技力でファンを増やしてきました。これまで学園ラブコメから社会人設定まで幅広く出演。特に「Make A Wish」で幽霊が見える医師役を繊細かつ誠実に演じたことで一躍知名度を高めました。
ちなみにタイのトップ国立大学の一つ、タマサート大学で機械工学の学士号を取得した理系男子です!

① 異色の設定(医療 × ファンタジー)で差別化
学園ものや王道ラブコメが多いタイBLの中で、「医療」と「幽霊/天使」というモチーフの組み合わせが珍しく、視聴者の興味を引きました。ストーリーが“人の願い”や“いのち”を扱うため、単なるラブ要素以上の共感を呼びます。
② 主演コンビ(Fluke × Judo)のケミとCP人気
主演2人の掛け合いが自然で、視聴者に“癒し”と“尊さ”を同時に与えてくれます!ファンの間では「#JudoFluke」のハッシュタグで盛り上がり、作品外イベントやYouTubeコンテンツでも二人の絡みが注目されました。作品後のCP活動(SNS投稿やイベント出演など)も認知度を押し上げる要因になっています。日本のファンコミュニティでも人気が高く、オンラインイベントや日本語字幕付きコンテンツを通して活動の幅を広げました。
③ 見やすい尺感と「1話完結」に近いわかりやすい構成
各話で「今回の願い」を扱うオムニバス的な側面があり、初見でも入りやすく、感動ポイントが回を追って積み上がる作りです。6話完結なので、一般的なタイBLドラマよりも手軽に観られます。こうした要素が「見やすさ」につながり、口コミで広がりました。


正直、最初は「天使界のしくみ」とか「幽霊が見える医師」という設定に「ファンタジー色が強めか…?」とちょっと戸惑いました(得にEP1)。でも、見続けていくうちに「なるほど、この世界観が物語の核なんだ!」と分かり一気に引き込まれました。

グリットがパークプーム医師の後輩の体を借りてからは、二人がミッションを解決するために奔走し、どんどん仲を深めていく過程に夢中になりました。幽霊の願いを叶える、という一見シンプルな設定ですが、その裏には“亡くなる前に抱えた後悔”や“やり残した思い”があって、それを解きほぐしていくシーンは本当に涙なしでは見られません。これは国や文化が違っても、誰が観ても心に刺さる普遍的なテーマだと思います!

そしてやっぱり印象的なのは別れのシーン。ミッションが解決し、グリットが天使界に帰ってしまうときは胸がギュッと締めつけられました。ラブストーリーとしては王道ですが、最後に「え、そんなことできるの!?」と天界の掟に関する驚きの展開もあり、ただのBLファンタジーでは終わらないところが良かったです。

脇役たちもいい味を出していました。パークプーム医師の同僚の女性医師ヌンニンや、天界の上司チャーンなど、二人をサポートする存在がドラマをぐっと豊かにしていて、キャラ立ちも◎

さらに、この作品が他のタイBLとすこし違うと感じたのは“家族のリアルな心情”を描いていたところ。パークプームがグリット(実際の姿は後輩医師のメート)を実家に連れて帰って紹介した後、母親が「本当は異性と恋愛して結婚してほしい」と父親に打ち明けるシーンがあります。同性の恋愛を自然に受け入れることが多いタイBLドラマの中ではとても印象的でした。

そして最後に触れたいのが主演CP。フルークとユドのコンビは本当に安定感があって、見ていて安心できる“優しいケミ”を感じます。穏やかで落ち着いた雰囲気の中に、じんわりとした愛情が伝わってきて、個人的にはとても好きなCPです。この二人だからこそ、『Make a Wish』が温かみのある作品になったんだなと思います!


2025年10月時点で日本から「Make A Wish」が視聴可能な配信サービス等の情報をお伝えします!

サービス名無料お試し期間料金Make A Wishの配信
U-NEXT31日間2,189円(税込)
Lemino31日間980円(税込)
Amazonプライム
アジア・プレミアム
14日間550円(税込)
FODなし1,320円(税込)
TERASAなし990円(税込)なし
Netflixなし890円(税込)〜

※記事執筆時点では確認済みですが、変更されている場合もありますのでご確認下さい!


日本のアイドルグループ、SnowManの向井康二さんが全編タイ語の演技に挑戦したことで話題となった2025年放送の「Dating Game 〜口説いてもいいですか、ボス!?」(制作:Workpoint TV)では、再びフルークとユドのCPで出演。それぞれ人気レストランのオーナーシェフとゲームプログラマー役と「Make A Wish」とは異なるキャラクターを演じましたが、ジャンルを超えても二人の化学反応は健在!同作でも二人の息の合った掛け合いが見られます。

また、本編以外にも運営さんが配信しているYouTubeやSNSの番宣用のコンテンツ(たくさん供給ありがとうございます!)では長年連れ添った夫婦のような自然体で穏やかな二人の雰囲気に癒されました。「Make A Wish」で#JudoFlukeのファンになった方はぜひ「Dating Game」も観てもらいたいです!

「Make A Wish」では、天使のグリット役を天真爛漫&チャーミングに演じていたフルーク。ドリフのコントを観ているようなコメディータッチのシーンもあり、振り切って演じている姿に「さすが、役者!」と思いましたw。一方で「Dating Game」のパット役では、キュートさはそのままながら、落ち着きのある人気レストランのオーナーシェフ役を演じており、演技の振り幅の大きさを感じました。

ユドも「Make A Wish」の誠実な医師役がぴったりでしたが、「Dating Game」の遊び人のゲームプログラマー(だけど根は優しくていい人)も色気とユーモアがあり素敵でしたね!

作品を見続けると、改めてタイの俳優さんの作品ごとの色々な顔が楽しめます


この記事では「Make A Wish」をご紹介しました。

「Make A Wish」はこんな方におすすめです👇

  • BL初心者で学園モノ以外のユニークな設定を見たい方。
  • コメディ寄りで心がほっこりするドラマが好きな方。
  • フルークとユドCPのケミを楽しみたいファン。
  • 「Dating Game 〜口説いてもいいですか、ボス!?」をきっかけにタイBLや#ユドフルに興味を持った方。

「ちょっと不思議で、ほろっとする」要素が程よく入った作品なので、 空いた時間に観てみるのもオススメです。同作品はYouTubeで英語字幕版が無料公開されているので、まずはチェックして好みのテイストかどうか確かめてみるのがいいですね!

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